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8月6日を前に思い出した!

8月5日、そう明日は原爆記念日。平和を願うこころを呼び覚ます日!

今年6月に仕事の相棒を訪ねて、生まれて初めて「広島」へ行った。平家の隆盛と滅亡の事実を象徴する宮島とそして原爆記念館、原爆ドーム・・・。

バックトラックとして最初にふりかえったのは、ある母親の悲痛な叫びのようなメッセージを寄せた、妹の高校の卒業文集であった。

私自身大阪出身だが、子供のころに自分達の年代、つまり被爆した親や、祖父母をもつ孫の世代にも、その影響があることについて書かれていた。罪の無いわが子を失ったその母親は、自分の母の体内で被爆したそうで、自分は今生き残っている。

しかしながら、被爆者からは孫の世代となる2人の子、つまり、その兄妹を高学生・中校生の年で、あいついで白血病で亡くされた。原因は原爆症によるものだ。卒業文集に自分の子供が書けずに死んだからと、そのこと「原爆」は決して過去のものではないことについて、思いのたけをつづられたものであった。今でも涙をぼろぼろ流しながら、嗚咽が挙がってくるのを抑えられず読んだことを鮮明に思い出す。

その思いを受け取り何か私たちがする必要があるのだと、感じていた。孫の代にまでその魔の手が及ぶ恐ろしい兵器である。そのときの私には、何をする必要があるのか、まだまだ潜在意識の奥底にしか感じられていなかったそんな遠い昔である。

私は、何をする必要があるとあの時感じたのだろうか!・・・潜在意識に聞いてみよう。
スペルボーン(Spellborn)